愛$(アイドル)

どうして愛はお金がかかるんだろう?

拝啓 oh!!!受験生へ 【続】

 

 

【9月】
先程のBちゃんは指定校推薦で進路先が確定した。みんなに呼ばれたからなんとなくその場に行くしかなかったけど性格のひん曲がったわたしは心から祝福することがどうしてもできなかった。この頃から夏休みにAO入試を受けた子たちや一部の指定校推薦組が一足早く大学受験を終えてより一層シビアさが増していった。

 

 

 

 

【10月】
来月には公募推薦入試が始まる。合格人数は少ないがわたしの学校から受ける人は割と多数いた。わたしも是非ともチャレンジしてみたかったが合格の見込みが少ない上に受験料の件で散々親と揉めていたため何度も何度も粘ってみたがめちゃくちゃに怒鳴り散らかされて泣く泣く見送るしかなかった。ちなみにこの月にわたしは人生で初めて胃腸炎になり銀河一大事な定期テストを丸ごと出席停止する羽目になり一週間で3kgも痩せた。当たり前だが何も食べられず下痢ばかり続く、こんな原始的なダイエット方法は他にないだろう。胃腸炎はもう懲り懲りだが体重が減ったのに加え老廃物がこれでもかと排出されたためお肌が過去最強にツルッツルのスベッスベになって健康面では最悪だけど美容面においては最高だった(汚い話ばかりすまない)とてもじゃないがトイレがお友だち状態の胃腸炎は気合で机に向かえる状況でもなかったのでそこは潔く諦めて、わたしが胃腸炎に苦しんでいる最中に放送された推し板垣瑞生くんがメインの胸キュンスカッとを携帯で眺めることしかできなかった。3週間前くらいからお友だちにステマLINEをしまくったにもかかわらず肝心の放送日に胃腸炎になり学校を休んでしまったという悲しいオタクだった。

 

 

 

 


【11月】
みんなが公募推薦入試に必死なのでわたしごときの誕生パーティどころではなく……本音を言えばちょっと内心悲しかった。けどそんなんいってる場合じゃねぇんだよリアルガチで!!!結果は受かった人もちらほらいたけどやはり公募推薦、なかなかの激戦だった。にもかかわらずAちゃん(2年生のときから共にお勉強してきた)がここで合格!oh!!!受験生とバイナラ〜👋………いやいやっAちゃんは本当よく頑張ってたと思うし頑張ってたし頑張ってたと思うんだけど(語彙力)AちゃんにせよBちゃんにせよ身近なお友だちが次々とゴールしてしまう怒涛の2ヶ月でやっぱり嫌でもピリピリしちゃってたかな、わたしも心狭かったな(笑)と。今振り返ると当時は自分のことで余裕なくていっぱいいっぱいだったからなんかイライラしたくなくて無言でシャーペン走らせてたかな。ここら辺からクラスが受験終わった組終わってない組に若干区分され始めたな、見えない線で。

 

 

 

 

 

 

【12月】
じゃにふあはとっくに諦めてましたけどこの辺りからみ!が写真集出るとかなんとかでイベントばっかするからSNSは強制的に遮断しまくってたし推し大河ドラマも受験続きで見れない気がしたので、とにかく仕入れてしまった情報を記憶から抹消させるくらいしか打開策がなかった。とりあえずわたしはセンター試験を控えていたので一般入試対策よりもまずは目先のセンターでどれだけ得点できるかに集中した。ここからは冬休みに入ったので毎日フルパワーでシャーペン動かしてた……と思う。なんか必死すぎて記憶がない(笑)まあもう決まった友だちは冬休みバイトしまくる〜とかなんとか言ってたからそりゃ妬むけど自分は自分のやるべきことをちゃんとやろうと言い聞かせてた。けど学校だとそんな会話聞きたくなくても聞こえちゃうから毎日なんとなくイライラピリピリしてたかも、今更だけどごめんねみんな(遅い)

 

 

 

 

 


【1月】
センター試験。例年のように寒かったけど試験会場は寧ろ暑すぎたから、耳にタコができるほど聞いてると思うけどちゃんと脱ぎ着できる服装で行きなね。1日目は国語英語(リスニング)2日目は数IA数IIB生物。1日目試験会場着いたらコンサートのグッズ列みたいにトイレに長蛇の列できててビビった。受験勉強で自然と(?)トイレ近い体質になってたから暗記するやつ片手にすぐその列に並んだ。2日間が終わった帰りの電車で自己採点嫌だな〜ばっかり思ってた。帰ってすぐ自己採点したら生物が秋に受けた模試よりも20点以上上がっててそれだけがほんとにほんとに嬉しかった。大好きな現代文は予想より得点できてなかったし英語はまずまずだったけど数学は最悪だった。今そのときのこと必死に思い出して書いてるんだけどもう苦しすぎたのかあんまり記憶に残されてない(笑)唯一言えたのがセンター試験受けてるときより家帰って自己採点してるときの方が一億万倍緊張したし手が震えた。本番は目の前の問題に集中して夢中になれば案外知らないうちに終わってたりするから、そんなに気を負いすぎないように。あと自己採点は2日目終わってからだよ!!!1日目にしちゃうと具体的に出された数字気にして仮に点数良かったとしても確実2日目に影響します……やめましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

【2月】
私立入試のターン。学校も卒業式まで当分ないし本当に本当の自分との戦いのクライマックス。SNSを夏休み頃から遮断しまくって日常生活では孤独の心中、唯一の支えでもあり休憩時間の楽しみでもあったのが佐野きゅんの受験生応援ブログだった。

 

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センター試験の記事はタイムリーすぎて荒れすさんだ心にお母さんのあったかい味噌汁みたくめちゃくちゃに染みてきて泣きながら読んだな〜とか今でも思い出すし、何より最後の最後まで受験生応援してくれる佐野きゅんが素敵すぎた

 

(※ これ以外にも受験生応援してる記事探せばもっとあります、なんなら前のアメブロにまで遡ったっていい)

 

 

 

 

 

 

 

けどその佐野きゅんのブログを見るついでにみ!の情報も入ってきてしまい、この月に行われた悠稀の生誕祭に死ぬほど行きたかったと喚いた記憶がある。ラブソングがうたえないのヲタクだから生誕祭で歌ったのも最近のリリイベで歌われることが少なくなったコーヒーの“♪〜は〜るき〜”コールも心の底からやりたくて仕方ない2月だった。そんな中でも私立の入試に意識を集中させた。今でもハッキリ覚えているのだが、わたしの初めての私立入試の前日にりななんのことがあって、りななんの最後のブログのコメントに“今回のことしっかり受け止めきれませんし受験生でろくにコンサートにも行けず悔しさしかありません。が、このことを言い訳に勉強しないわけにもいかないのでさっさと受験終わらせてエビ中のコンサートへ行きまくってこれからもずっとエビ中のみんなについていきたいです”みたいなニュアンスのがあって、それ見てなんか奮起された、というかわたしも頑張ろうって、りななんのファンの方にもりななん自身にも勇気を貰いながら入試に挑んだんです。でも滑り止めだったからここで失敗したら後がないぞ……みたいな変なプレッシャーが考えたくなくても頭をよぎってしまって本番全っっ然集中できなくて、帰りの電車で泣きながら帰ったのは覚えてる。とにかくこの頃は病みの第1ピーク期だったかな、と後で振り返ってみて思う。

 

 

 

 

 

 

 

 【3月】

本命に向けて最後の最後まで頑張った。今までの人生で一番真面目に頑張ったって言えるかも。卒業式も終わって塾の自習室とかで残って勉強するのは国公立組と私立後期組だけになって、他のみんなは卒業式の後すぐ遊びに行っちゃってなんとなく雰囲気的に“もう受験終わったイェーイ✌️”みたいな空気が流れてた。こっちまだ終わってないよ〜☺️💦💢(←無理やり絵文字にすると内心こんな顔してたかな)ここまで来たら自分と同じ境遇にいる、今もずっと頑張り続けてる子の側にいた方がいいよ。どうしてかっていうとね、卒業式の日に受験の話になって、わたしにこう話してくれた子がいたんだけど「もうさ〜前期で受かっちゃったからソコ第一志望じゃないんだけどもう(後期は)いいや、って思って。だから受験終わったよ〜」と。いや別にこの子が悪い例です、って紹介してるわけじゃなくて受験のゴールは自分で決めるものだからその子がそう決めたんならそれでいいと思うんだけど。佐野きゅんもよく『諦めたらそこで試合終了だよ!』ってブログに書いてくれてたけど、正しくは試合続けるも棄権するも全部全部自己判断。自分で決めたことは自分がちゃんと責任取るんですよ。でもそれ聞いたときわたしは(もったいないな)って心の中で思ったな。まだ頑張れるチャンスがあるならわたしは最後まで頑張りたいって思ったし頑張ろうって決めてたから。いや、でもそれ聞いてたときわたし何も行き先決まってなかったから偉そうなこと言える立場でもなかったし、あとは“今”頑張ろうとしてる自分にそう言い聞かせるしかなかった部分もあったのかもしれないけど。でも人の言葉って不思議でさ、「もう頑張らなくてもいいんじゃない?」とか(相手からすれば気遣ってかけた言葉だとしても)そういうマイナス方向な言葉って受験のとき恐ろしくパワー吸い取っちゃうから怖い怖いだよ。そうそう、みんな  引き寄せの法則って知ってる?マイナスな言葉を発したりマイナスな気持ちを持ってたら、それにつられて失敗とか不運なことがくっついてきちゃうの。逆にプラスな言葉だったりプラス志向な態度、それに笑顔は成功だったり幸運を引きつけるから。(そんな子供だまし…)って思うかもしれないけど、これ意外と当たってるから。自分自身の気持ちの持ちようでいくらでも未来変えられるよ。……ってこれ全部高校の先生からの受け売りだけどね〜(笑)あと卒業式終わってからもずっと頑張り続けることができたのは塾の最後の授業でよく面倒みてもらった先生が言ってた言葉のおかげかな。塾もね、みんな受かっていくと辞めちゃうからさ。最初教室パンパンだったのに映画とかでよくある殺人ゲームみたいに教室から人が徐々に減っていくの(いや実際死んでないからね)ちょっとこの感覚ジャニーズJr.に似てる気がする。同期がドンドン辞めていって(このままやり続けて大丈夫なのかな…でもオレはココで頑張るって決めたんだよな…)みたいな葛藤。oh!!!受験生のみんなには自分の目標に向かって最後までやりきるジャニーズJr.になってほしいですね(何の話だっけな)塾の先生が最後に言ってくれた言葉はね、「今ココに残ってるやつらは今まで十分頑張ってきたってオレが保証する、ココには誰一人頑張ってこなかったやつなんていない。だってさ、じゃあ何でここ(3月)まで続けてこれたの?ってなるじゃん。何回も言ってるけどオレの通ってた高校ほんとバカでさ必死に勉強したから第一志望に行けたけど、オレの周りとか大学行かなかったやつ多いし。てか正確に言うと“行けなかった”。あいつら頑張ること知らないから頑張れなかったんだよ。だからおまえら(塾生)は頑張れるだけでもすごいことだし、いくら日本の大学進学率が上がってるにしろその何%の中におまえらは入ってるんだ、それだけでも十分選ばれた人間だし特別なことなんだよ」とまあこんな感じ。もともとチャラい風貌の先生だったし通ってた塾の先生は割と偏差値で人を見下すタイプの人が多かったからいつも割とこんな口調だったんだけど。でも熱心に教えてもらったし色々話しかけてくれた先生だったから好感は持ってた。ただし口めっちゃ悪いけどな!!!またその話もさ、友だちみんなドンドン合格して自分一人頑張ってるのに嘘じゃなくてほんとに必死で頑張ってるのに結果がついてこない……ってほんとにあの空間にいた誰もが暗い気持ちだったと思うのね。それをある意味最後まで先生らしく“おまえらは十分優秀だから入試会場でも偉そうにしてろ!絶対だぞ!!!”みたいな黒崎くんチックに言われたから泣いてる子もいたしこんなに落ちまくってたり後がない状況の集団に(何が大丈夫だよふざけんなどっからそんな自信湧いてくんだよいい加減なこと言うなよ)って冷静に思う自分もいたけど、でもそんな状況だからこそ

 

 

『大丈夫』

 

 

って誰かにハッキリとそう言ってほしかったのかもしれない。わたしも泣きそうだった。その後先生から手紙とお菓子貰って同じ授業受けてた塾のメンバー全員で集合写真撮って。最後の塾の授業はほんとにほんとに良かったなって今でも思う。ずっと塾行きたくないよ〜って喚いてたから余計にね。

 

 

 

 

 最後に

 

3月に受けた大学の合格発表も終わって、受験を振り返ってみると受かった大学もあったし落ちた大学もありました。ほんとは綺麗にスパッと合格できたら合格発表後には春休みがあったはずだったんですが、どの大学に最終的に進学するのかを決断しないといけない状況だったんで実質ちゃんとした春休みなんてなかったし、行きたかった場所はその選択肢にはなかったのです。ここが病みの第2ピーク期だったかな。周りはもうみんな合格発表終わって今まで遊べなかった子がワキャホイしてる中、自分はまだ大学に悩んでたから。で、これがほんとミラクルなんだけど合格発表の次の日にさくらしめじに会える機会があって。受験ラスト現場をさくらしめじにしたわたしはなんと、受験終了直後の現場もさくらしめじだったのです!!!大学受験の始まりも終わりも大好きなさくらしめじでサンドイッチできたことは小さな奇跡だったと思いたい。合格発表の翌日だったので精神的に病んで病んで病みまくってたからもう言えるだけ言ってしまえ!!!と伝えるだけ伝えてみたら1年ぶりにあった推しの雅功くんが1年前よりも言い表せないくらいしっかりした男になってて、1年前はちょっとおどおどしてて可愛かったのがちゃんと受け答えもハキハキできるように成長してて。受験勉強を終えて病みきったオタクの悩みをちゃんと聞いてくれてわたしがほしかった言葉もこちら側から提示しないと言ってもらえないかな…とか思ってたのにがっくんの方から何回も何回も言ってくれて、それがほんとにほんとにボイスメッセージに録音したすぎて泣けてくるくらいに嬉しくて。これからの人生でまた挫けそうなときは思い出したいなって思ったし、何よりそのときひとつも剥がされなかったからアレは受験勉強のご褒美だったとオレは信じたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに長くなるつもりはなかったんだけど最後にこれだけは声を大にして言いたい!

 

 

 

 

\\努力の報酬は結果だけが全てじゃない//

 

 

 

 

あなたが積み重ねてきた努力は目に見える結果として返って来るかもしれないし、もっと別の“目に見えない形”として返って来るかもしれない。わたしの実体験だけど結果として返って来なかった分は目に見えない『実力』として神様がご褒美くれました。大学入ってすぐに成績分けのテストあったんだけどそのときほんと受験終わりでハイパーやる気なくてもう集中力クズもいいとこだしマークしたのもな〜んにも記憶なかったんだけど上の方に振り分けられてて自分で自分に一番驚いたから(笑)最後まで頑張れば頑張った分だけ、ちゃんと積み重なってあなたのもとへ返って来るから。それが結果として返ってきたらラッキーだよね、くらいの気持ちでもある意味アリなんじゃないかな。変なプレッシャーは空振りに繋がることもあるから大事な試合前とかもそうだけど、さじ加減が難しいよね。

 

あと人は人、自分は自分

 

これはわたしの座右の銘がNO MUSIC , NO LIFE(◯ワレコのパクリやろ)であるのと同じように受験生の座右の銘だと思います。

 

 

 

体調と自分のペースだけは崩さずに

 

 

 

 

どうせやらなきゃいけないことなら楽しみ見つけた分だけ人より何倍も得だから
最後の高校生活もちゃんと楽しんで(後々制服がコスプレになるんだぞ毎日ちゃんと着てエンジョイしろよ)